こころの動き(貸してぇ~)~YちゃんとHちゃんバ~ジョン(2024.6.20)
子ども達は成長につれ世界が変化していきます。最初は自分一人で自分だけの世界で自分の好きな玩具や興味のあるもので遊びます。同じような年齢の子ども達が側にいても、それぞれで遊んだりします❕・・・これは成長していく中で、一人の世界からお友だちを求めるようになっていきます(o^―^o)ニコ
さて今日はYちゃんとHちゃんが1つのおもちゃをめぐって、『 貸し借り 』の出来事がありましたので、そうっと追ってみました❄❄❄
先生の手作りおもちゃ(カタカタならぬ牛乳パックの押し車)を見つけて遊び始めたYちゃんです。
‟あっ!おもしろそう”(⋈◍>◡<◍)。✧♡と近寄ってきたHちゃん。手をそうっと出して「ちょ~うだ~い❕❕」とお願いしました。
‟え~?!私が、いま使ってるのに~・・・”(と思ったYちゃん、少しずつ後ずさりをしてHちゃんから離れます💧💧)
「ちょう~だ~い」と何度も何度も言いに行くHちゃん💦
貸してほしいHちゃんと、‟今、私使ってるの~”と自分の思いを出しているYちゃんのやり取りが続きます( ;∀;)
「ちょう~だ~い」と何度も言い続けるHちゃん・・・(;^ω^)
「あれ?ほら~…。ここ回るよ~???」とHちゃんの声は聞こえないかのように、話を逸らしていくYちゃん!!(◎_◎;)
保育士(こんなに小さくても、話を逸らしたりする姿が・・・知恵を働かせているんですね~?)・・・予想外の姿に保育士の方がびっくりしました(笑) 大人でもこういう事ありますよね?
その後も何度も何度も、このやりとりが続きます。。。
ふとここで、アンパンマンのブロックが目に入ったHちゃん。「せんせ~!ほら~見て見てぇ~」とアンパンマンのブロックを手に別の遊びに移っていきました⭐⭐ 子ども達って、ちょっと気が紛れたりすると、別な遊びに切り替わったりしますよね。
お気に入りのアンパンマンのブロックを見せに来てくれたHちゃん。アンパンマンの中のワンちゃんのブロックで「ワンちゃんお家~」と見せてくれましたよ~✤
ふとYちゃんが、「蘭珠せんせ~!どうぞ~」(これ貸してあげる~と保育士に押し車を差し出しました💦 気持ちに変化が起きたようです・・・(;^ω^)
蘭珠先生:「えっ❕先生に貸してくれるの~」と受け取りながら、Hちゃんとの関係を繋ごうと思っている保育士。
「ねぇねぇ~Hちゃんも、これ~使いたいんだってぇ。先生と一緒に‟どうぞ”ってする?と声をかけました。
小さくうなづいたYちゃん。自分一人では「どうぞ~」が言いにくかったようです(-_-;)
蘭珠先生と一緒に、Hちゃんの所に行き「どうぞ~」と声をかけていました💕
ずっと使いたかった押し車のおもちゃ。貸してもらえたHちゃんの表情はニッコリです(^▽^)/
自分の思いを出すことができたYちゃん。そして「ちょう~だ~い!(貸して)」と言って待てたHちゃん。(実は・・Hちゃん、以前は待つことが出来ず取り合う姿が多かったのですが・・今日は気持ちが切り替わるまで待つことが出来たんですよ☆☆☆私たち保育士は、こんな風に子ども達の成長が見られ、一緒に成長を感じた時はとっても嬉しくなります(^▽^)/
満足するまで、押し車で遊んだHちゃんです(o^―^o)ニコ いきいきしてますね!
2歳や3歳の小さな子ども達ですが、たくさんの想いがあふれています(⌒∇⌒) 小さな小さな子ども達の世界の中で、話を逸らしたり???(笑) 聞こえないふりをしたり??(笑) まるで私たち大人のようですね💦 お友だちとおもちゃの取り合いがあったり、『 貸す 』という行動の裏側の心の動きなど複雑ですよね?
いろいろな経験をたくさん通して、気持ちを切り替えることを学んだり、また相手にも思いがあることを知っていくことでしょう💛
ある保護者の方から聞かせていただいた話です。 家庭で他のお友だちとのおもちゃの取り合いがあった時、ついつい相手の大人との関係が気になってしまい、子どもの気持ちに寄り添うことが出来ず自分たちの都合を優先してしまいます。と・・・。
子ども同士の関わりが出来る保育園だからこそ、園で出来る経験をたくさんしていきたいと思っています☆☆