🍋柚・研究会からの???🍋

2024年11月9日

M先生が家にある柚の木から2個、保育園に持ってきてくれました♪棚に飾っておくと、「これな~に?」と聞く子が。保育者が「クンクンしてごらん?」と言うと、興味のある子が近寄ってきて、鼻に近づけてゆずの香りを嗅いでいました(*^^*) 

そこに食べることがだぁいすきなS君もやってきました。手に持たせてあげるとかぶりつきそうになる姿も(´ω`*)(笑)・・・香りを嗅いでとっても嬉しそうです。

すっかり気に入ったS君。ず~っと手に持っていました。保育者が「これで遊ぶ?」とコップに入れて渡すと、S君はニッコリ。大好きなおままごとが始まりました。

調味料をかけて~、味付け♪・・・おいしそう(*’▽’)に柚料理?!が出来ましたよ❕❕

そのうち、S君がちょっと手を離した隙に・・・・お友だち(K君)が柚を持って行ってしまいました💦・・・。

すると顔を赤くしたS君。。。保育者に「ねえ!ねぇ!」とK君を指さして焦った表情で助けを求めにきました。(いつもなら戸惑いつつもまあいいか~と違う遊びを始め、お友だちに譲るやさしい性格のS君だったので、こんなに感情が高まるのは初めてでした!そのくらい柚がお気に入りだったんだね!こんなに自分の思いを出しているS君。保育者もS君の思いに沿ってみました!)

「S君、取り返しに行っておいで!」と背中を押してあげると、お友だちを追いかけて走って行きました。そして・・・逃げるK君💧

『 S君もK君も、柚で遊びたい!』という思いを汲みつつ、保育者が間に入りK君から柚を返してもらいました。                                   (一瞬の出来事で二人でのやり取りの写真を撮ることは出来ませんでした(-_-;))

こんな出来事の後、残念ながら柚の皮はしぼんでしまい穴が開いてしまいました・・・。  (これだとゆずの汁が出てきちゃう…と保育者としては困ったなぁ・・・と思いました。   でも、S君は柚を気に入っているし…どうなるかわからないけど、少し離れたテーブルにS君を誘い、柚に思いっきり触れられるようにしてみました😊)

真剣にゆずと向き合うS君。潰してもいいの?と少し戸惑いつつ、ぎゅっと力を入れると果汁が出ました!  ニコっ~と笑顔を見せるS君(*´ω`*)

ついに半分に割れました!「何か出てきた?!」と、よ~く見ています(^_^)/ 

他の子ども達も「それ、何~?」と覗きにきました。

もう一つ柚があったので、それも中を開けてみることに!

ここから柚の研究会が始まりましたよ!「ぶにゅぶにゅしてる~」と、中身はやわらかいことに気づいたり、‟スゥーーハァーー”と、鼻で深呼吸をして思いきり香りを嗅ぐ姿もありました(*^^*)

S君は、薄皮を剥いだり種を取ったり…手がビショビショになっても気にせずに遊んでいました。初めに柚にかぶりつきそうになったのを思い出したので、「手をなめてみる?」と聞いてみると、おそるおそる口へ近づけるS君。すっぱかったのですが、‟こんな味だったのか!”と満足そうな表情です(*^^*)

もう一回試してみようかな・・・やっぱりすっぱーーーい!!(≧▽≦)

柚風呂とよく聞きますよね。ぬるま湯に入れるとどうなるのかな・・・?保育者も気になったので、みんなでタライに少し温かめのお湯を入れて、柚を投入❕❕

ぬるま湯につけるとゆずの香りがより強まりました!「いいにおいがする~」と、隣の部屋からも香りに誘われてお友だちが見に来ましたよ(^^)/~~~ (子どもたちの感覚って鋭いんだなぁ~とびっくりしました!)

すると絵本コーナーから図鑑を持ってきたS君。図鑑を開いて「せんせ!せんせ!いっしょー!」と柚と図鑑を交互に指をさして保育者に見せてくれました。             そのページには、柚にそっくりなグレープフルーツとそのタネの写真が!!(いつも絵本を読む時は食べ物の絵本を好んで読んでいるS君。きっと思い出したのですね✨本当の研究者のようですよね。まだ2,3歳なのに??図鑑に載っている物と目の前にある物を自分で確認するかのような姿に保育士も、思わず感動しました!)

S君とK君は、向かい合ってそれぞれ柚の研究をしています。一番初めから柚をめぐってのドラマの主人公の二人です(笑)

友達が楽しそうに遊んでいるのを見ているとついつい欲しくなっちゃいますよね〜。S君がK君の柚にこっそり手を伸ばし・・・。K君も、S君の柚に手が伸びます。(保育者は、「あららら〜💦今、使ってるよ、、?」とつい声が出てしまいましたが、もう少し様子を見守ってみました。)

取ったり取り返したり…そんなやり取りをしていくうちに、S君は(ここまでならいい、、、?)とK君の顔をチラッと見ながらちょっとずつ取るようになりました。K君も(まあこのくらいならいいか、こっちのお皿に取ってあるし)と、取り返さなくなりました。(保育者がなにも言わなくても、お互い考えたり、気持ちに折り合いをつけたりしていました。これはこれで、丸く収まったかな…?( ̄▽ ̄;))

その後はもう取り合うことなく、同じ場所で遊んでいました♪

終盤になり、I君はタライに足を入れてみました。S君もそれを見て入りたそう!イスを用意して、柚の足湯になりました🍊他の子たちも寄ってきて、みんなで団らん(*ˊᵕˋ*) 柚湯を囲んで楽しいね♪目一杯、柚を堪能しました!

柚の香りを嗅いでみよう!そんなことから子ども達の興味やワクワクは大きくなっていきました。柚の触感・香り・中身を見るなどを体験すると共に、柚をきっかけにドラマが始まり・・・友だちとの関わり方を知ったり楽しさを共有したりしました♪子どもって、次はどんな行動をするの〜?どんな感じ方をするの〜?と常に分からないですよね。でも、えっ?!というような予想外なことをたくさん起こしてくれる度、子どもたちの感性って本当に面白いなぁと思います(^-^)だからこそ、その時感じたことを見逃さずに、大切にしていきたいと思います✨

diary

Posted by mu2mi.jp